お手軽・中量級

「Dirty Work:こそどろ鉱山|短時間で遊べる“裏切り系”パーティーゲームの魅力

Sira

■ゲーム概要
タイトル:Dirty Work:こそどろ鉱山
プレイ人数:3〜8人
プレイ時間:10分程度
ジャンル:心理戦パーティーゲーム
ゲームの概要:短時間で強烈な心理戦が味わえる、ちょっとクセのあるパーティゲーム。鉱山で働く動物になり、鉱石を掘るか、集まった鉱石を盗むか、泥棒から鉱石を防衛するかを毎ラウンド選択する。ジャンケンのようなアクション処理が囚人のジレンマとブラフ、チキンレースを発生させる。
デザイナー:Preeda Pitianusorn

「Dirty Work:こそどろ鉱山」はゲームマーケット2026春の新作ゲームです。日本語版は心火GAMESから発売されました。かわいい動物キャラが印象的なキャラクターカードが8枚入っています。プレイヤーはいずれかのキャラクターカードの動物となり、鉱山で働いて鉱石を集めます。しかし、集まった鉱石を誰かがごっそりと盗んでしまうかも知れません。

■ゲームの準備
各プレイヤーはプレイする動物のキャラクターカードを選択し、【労働】【盗み】【防衛】および【キャラクター能力】(上級ルールのみ)の4つのアクションカードおよび鉱石2つを受け取ってゲームを開始します。場の中央に「報酬プール」がありますが、ゲーム開始時には「報酬プール」には鉱石はありません。報酬プールは【労働】により全員で積み上げる共同資源で、誰がいつそれを奪うかが勝負の分かれ目です。ラウンドを重ねるほど報酬が増え、裏切り、つまり【盗み】の誘惑も強くなります。

Dirty Work:こそどろ鉱山 キャラクターカード
キャラクターカードの一例。左下のアクションカードはこのキャラクターの特殊能力で、ゲーム中に1回だけ使用することができる。

■ゲームの進行
各プレイヤーはラウンド毎にアクションカードを選択し、同時に公開します。アクションは鉱石を積み上げるか、盗むか、防衛するかをラウンド毎に選択します。選んだアクションによっては、そのプレイヤーは次のラウンド以降は参加できなくなります。ラウンドを繰り返し、残っているプレイヤーが1人だけになるか、あるいは誰かが「報酬プール」の鉱石を【盗み】に成功した時点で「シーズン」が終わり、次の勝負(新しい「シーズン」)が始まります。

ラウンドの処理は次の順番です。

まず、【労働】を選んだプレイヤーの数だけ報酬プールの鉱石が増え、次に【盗み】や【防衛】の結果で報酬の鉱石が動く。この流れが毎ラウンド繰り返されます。

1.【労働】を出したプレイヤーの数だけ鉱石トークンを「報酬プール」に置く。
2.【防衛】を出したプレイヤーがいなければ、【盗み】を出したプレイヤーが報酬プールのすべての鉱石を受け取り「シーズン」が終了します。
3.【防衛】を出したプレイヤーがいた場合、【防衛】プレイヤーは「報酬プール」から鉱石1つを受け取り、そのシーズンから抜けます。
4.【防衛】と【盗み】が両方いた場合、【防衛】を出したプレイヤーは【盗み】を出した全プレイヤーのトロッコからすべての鉱石を没収します。【盗み】と【防衛】のプレイヤーはそのシーズンから抜けます。
5.複数人が残っている場合、次のラウンドを開始します。
6.残っているプレイヤーが1人だけになったら、そのプレイヤーが「報酬プール」のすべての鉱石を受け取り、「シーズン」が終了します。

ラウンドを繰り返し、獲得した鉱石の数が「プレイヤー人数×4」個になったプレイヤーが勝者となります。

■ゲームの様子
ゲーム中のラウンドの様子を紹介します。なお、鉱石トークンは色によって点数が異なり、透明=1点、黄色=5点、赤=10点です。

Dirty Work:こそどろ鉱山 ゲームの様子その1
5人中3人が【労働】を選択し、残りの2人が【防衛】を選択した。

このラウンド開始時点では、「報酬プール」には鉱石トークンが1点だけ置かれていました。5人のプレイヤーのうち3人が【労働】を選択し、残りの2人が【防衛】を選択しました。「報酬プール」には【労働】を選んだ3人分の3つの鉱石トークンが追加されます。次に【防衛】を選んだプレイヤーは「報酬プール」から鉱石1つをそれぞれ受け取り「シーズン」から脱落します。「報酬プール」の鉱石は2つに増え、残りの3人のプレイヤーで次のラウンドを実施します。

Dirty Work:こそどろ鉱山 ゲームの様子その2
3人のうち1人が【労働】を、残り2人が【防衛】を選択した。

別のラウンドです。「報酬プール」には鉱石トークンが7点分あります。残った3人のうち1人が【労働】を選び、2人が【防衛】を選びました。「報酬プール」には鉱石が1つ追加され、【防衛】の2人は1点ずつ受け取ります。【労働】を選んだプレイヤー1人が残ったので「報酬プール」にある鉱石6点を獲得しました。これで「シーズン」が終了し、仕切り直して次から新しい「シーズン」を開始します。

■ゲームの総評
誰でもすぐに遊べるシンプルな心理戦ゲームです。「シーズン」などの用語が少しわかりづらいと思いますが、実際に動かしてみれば簡単に遊べます。今回のゲームでは、第1ラウンドからいきなり【盗み】を選択する奇襲的なプレイもありましたが、「報酬プール」の鉱石が増えれば増えるほど【盗み】のメリットが出てくるので、ラウンドが重なるにつれて【盗み】と【防衛】を出す可能性が増え、緊張感が高まります。ただその一方で、手元の鉱石が増えれば【盗み】に失敗してすべてを失うリスクも上がります。相手の手元の鉱石を見ながらの駆け引きが重要になってきます。

■プレイ人数
基本はパーティーゲームですので、最大人数の8人でも楽しめると思います。ただ、ある程度の駆け引きや読み合いがあった方がよいという方は、5~6人ぐらいで遊んでみてはいかがでしょうか?

■こんな人にお勧めです
・ワイワイと会話しながら気軽に心理戦・騙し合いを楽しみたい人
・気軽に短時間でできるパーティーゲームを探している人
・大人数でも楽しく遊べるゲームを探している人

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アナログゲームを遊んでいます
ボードゲーム会の記録を中心にまとめているブログです。さまざまな作品のプレイ記録や感想を、備忘録として残しています。月2~3回の更新予定です。
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