Game Journal25号「謀略級三国志」リプレイその2
■ゲーム概要
タイトル:謀略級三国志(Game Journal25号)
プレイ人数:4〜9人
プレイ時間:90〜180分
ジャンル:後漢末、三国時代の軍師の暗闘
特徴:三国志の「英雄」ではなく「軍師」となって群雄を操作するユニークなゲーム
「謀略級三国志」のリプレイその2をご紹介します。その2といっても、こちらは2009年に初めて対戦したときのリプレイです。初プレイの経緯がどのような展開だったのか振り返ってみます。このときのプレイは、途中参加の軍師が孫策陣営を一気に強化しましたが、軍師の人数の多い曹操陣営がそれを上回った展開でした。
「謀略級三国志」は「後漢王朝は黄巾(中略)割拠の時代を迎えた。プレイヤーは、各人に1枚ずつ配られるキャラクターカードに指定された人物を秘密裏に担当し、三国時代の群雄達を影で操りながら、おのおの勝利条件の達成を目指す」(ルールブックの概要より)
各プレイヤーは自分の手番に・移動/行軍 ・仕官 ・遊説 ・動員 ・旗揚げ ・カード獲得 ・讒言 ・特技 のいずれかを好きな組み合わせで2回プレイします。結構サクサクとゲームが進みます。
■序盤:軍師カードが配布されてゲーム開始
このときは5人でゲームを始めましたが、しばらくしてから別のゲームを終えたAさんとTakaさんも途中参加しました。プレイヤーは自分の身1つの軍師であり、勝利条件は秘匿されているので有利不利も不明です。このため、途中から参加してもまったく支障がない珍しいゲームといえます。
配布されたキャラクターカードを見ると「于吉」と書いてありました。勝利条件は、
野望:勝利得点
・仕官している勢力が建業を支配:その勢力の得点×2
・呉勢力が地図上にある:-10点
となっています。建業を支配している勢力に仕官しつつ、呉の国を滅ぼさなければなりません。正直言って非常に難しく、勝てそうもありません。
次の写真は今回登場した軍師の一部です。軍師によって勝利条件の難度や特技(能力)に差があることが、おわかりいただけると思います。

当初の仕官先は
曹操:Ki軍師、Tu軍師、sira軍師
袁紹:Take軍師
孫策:To軍師
といった具合になりました。
とりあえず曹操に仕官して許昌から小沛を経て建業に侵攻しようとしますが、ここで同じく曹操に仕官しているKi軍師、Tu軍師から待ったがかかります。同一勢力に属するすべての軍師の意見が一致しないと軍は動かせないのです。仕方がないので曹操のもとを辞し、徐州の劉備に仕官して兵力を動員します。ところがTo軍師の動かす孫策軍が先制攻撃を仕掛けてきました。総大将の劉備は戦が弱くあっさりと滅亡してしまいました。なお、群雄は地図上から除去されても死んだわけではありません。
■中盤:孫策勢力の拡大
ここで方針を変更し、あえて孫策に仕官して内部から呉国を弱らせることにしました。無謀な出兵で兵力の損耗を狙うのですが、とりあえず孫策に讒言してTo軍師を追放します。To軍師は何故か嬉々とした様子で曹操の下に向かいました。この後、To軍師の操る曹操はTake軍師のいる袁紹を滅ぼしてしまいます。
これでようやく孫策を自滅させられると思ったら、今度は途中参加のTaka軍師が孫策に仕官してきました。Taka軍師は呉の国の軍師らしく、まともに孫策軍を強化していきます。
Taka軍師「特技を使って駒を3つ動員します」
sira「おお、いいですね」
(もちろん、「余計なことをする」と思っていました)
Taka軍師「呉郡に侵攻したいのですがよろしいでしょうか」
sira「いいですよ」
(Takaさんの正体は会稽の支配が勝利条件の張昭に違いない。会稽侵攻は絶対に反対しようと思いましたが、当たっていました)
次の写真はゲーム途中の盤面です。紫色の孫策の勢力が大きく伸びています。

そうこうするうちにA軍師も孫策に仕官してきました。軍師が多いので孫策軍はすぐに兵力が増強されていきます。困ったものです。後でみんなクビにしようと思いながら、小沛から曹操領許昌への侵攻作戦を提案してTaka軍師、A軍師の了承を得ます。同僚の手前、あまり露骨に無謀な侵攻ができないのがつらいところです。微妙にハードルの高い作戦を上手く失敗しなければなりません。危うく許昌を攻略しかけますが、ぎりぎりのところで孫策軍は敗れました。
A軍師「じゃあ負けたので「泣いて馬謖を斬る」でクビ」
sira軍師「えーそんな」
逆にこちらが孫策軍をクビになってしまい、于吉ははるばる長沙までとばされてしまいました。
■終盤:曹操の勢力拡大によるゲーム終了
盤上ではTo軍師、Ki軍師、Tu軍師が操る曹操がどんどん勢力を拡大していきます。むしろ孫策には曹操に対抗してもらう必要があったのかも知れません。ついにTo軍師(正体は程昱)が勝利宣言してしまい、さらにKi軍師(正体は満寵)も勝利宣言してゲーム終了となりました。曹操のもとには袁紹を見限ったTake軍師など4名も軍師が集結し、四方に領土拡大を繰り返していたため、勝利条件達成となりました。
次の写真は、今回登場した7人の軍師カードです。魏や呉の軍師が大勢現れました。

■プレイを振り返って
あらためてプレイ内容を見直してみると、このときは群雄ユニットを単独で敵の大軍に突入させて勢力を滅亡させるという凶悪なプレイが見られませんでした。プレイヤーが多く、1つの群雄に複数の軍師がいることが多かったのでできなかったのか、あるいは初回プレイのためルールを見落としていたのかも知れません。また、他人の正体を探る様子もまだありませんでした。初回プレイならではだと思います。
いずれにせよ「謀略級三国志」は大勢で遊びやすいゲームとして、この後何回もプレイすることになりました。また、軍師の足並みが揃うかどうかで、勢力の伸び方が大きく変わることを実感しました。
■こんな人におすすめ
・三国志演義のマルチゲームを遊びたい人
・三国志に登場する軍師になりたい人
・軍師として三国志の群雄を操りたい人

