ゲームの紹介

「海底探検」紹介

Sira

「海底探検」は、潜水艦から海底探検に乗り出し、海底で財宝を集めて得点を競う”欲張りと帰還のジレンマ”が特徴のボードゲームで、2015ゲームマーケット大賞を受賞しています。プレイ人数は2人から6人で、プレイ時間は30分ほどです。財宝を集めるほど帰還が難しくなる——この“欲張りの誘惑と恐怖”が海底探検の醍醐味です。

空気の残量に気を配りながら、どこまで踏み込んで財宝を獲得するかの判断がゲームのポイントになります。今回はワンゲーム全体を紹介することで、ゲームの流れと勘所、勝負所が見えるように解説していきます。

このゲームは3ラウンドかけて財宝を集め、最後に合計点数で勝敗が決まります。1ラウンド毎に潜水艦から出発し、財宝を回収して潜水艦に戻ります。また、進むときには他のプレイヤーのいるタイルは飛ばして進むので、人数が多いほど思ったよりも遠くまで進めますし、空気の消費も早くなります。4人前後がバランスがよいゲームのようです。

写真一枚目は第一ラウンドの初期配置です。財宝タイルは潜水艦から一本道となって奥まで続いていきます。財宝タイルには裏面に点数が書かれていて、近くのものよりも遠くにある財宝の方が高得点を得ることができます。

「海底探検」開始時点の全体図
第一ラウンド開始時点でのゲーム全体図

次の写真二枚目は、第一ラウンドでプレイヤー全員が財宝集めを切り上げ、潜水艦に戻り始めた場面です。財宝が回収されたところには丸い空タイルが置かれています。紫とオレンジはずいぶん遠いところまで財宝集めに進んでしまいました。帰還時には財宝を持っているとダイス目が減るため、ここまで進むと帰るのが非常に難しくなります。

海底探検
第一ラウンドの帰還が始まったところ、潜水艦の空気()が減り始めている

このゲームに使うサイコロは、1~3までしか出ない専用のものを二つ使用します。つまり一回の手番で進める期待値は4なのですが、持っている財宝の数だけ出た目から引かれてしまいます。そのため、ラウンドの後半に潜水艦へと帰還する道のりが意外と遠く、目算を誤ると空気切れでリタイヤとなります。上の写真は帰還が難しい典型的なパターンです。

写真三枚目は第一ラウンドの終盤です。青と緑は潜水艦に帰還していますが、黄色、オレンジ、紫はまだ途上です。潜水艦のボードを見ると、空気があと1つしかありません。つまり、次の手番のプレイヤーしか帰還のチャンスはないのに、まだ3人残っています。この瞬間が最も盛り上がる”帰れるかどうか”の分岐点です。

海底探検
第一ラウンド終了直前、空気はもう1つしか残っていない

この後、黄色は財宝を1つ捨てて潜水艦に帰還できましたが、オレンジと紫は帰らぬ人となりました(ゲームは普通に続きます)。なお、この黄色は筆者で、ここでは帰還できましたが順位は最下位でした。

次の写真四枚目は第二ラウンドが始まったところです。丸い空タイルを取り除き、探索ルートが短くなっています。ルートの一番最後に、先ほどオレンジと紫が持っていた財宝タイルが置かれています。

海底探検の第二ラウンド
第二ラウンド開始、探索ルートが短くなって高得点タイルが近づいている

写真五枚目、第一ラウンドの反省からどのプレイヤーも早めに探索を切り上げ、帰還を始めています。第二ラウンドは余裕を持って全員潜水艦に帰ることができました。

海底探検
第二ラウンドで全員が帰還に向かったところ、誰も六角形タイルにはたどり着いていない

次の写真六枚目は、第三ラウンドで全員が帰還を始めたところです。探索ルートがずいぶん短くなっていて、最深部の六角形の財宝タイルも回収できています、タイルの点数は三角形と六角形ではかなり違うので、やはり第三ラウンドがこのゲームの勝負所といえます。

海底探検
第三ラウンドで帰還が始まったところ、六角形の高得点タイルが回収されている

ゲームは第三ラウンドで財宝を持ち帰ることができたプレイヤーが勝利しました。三角形のタイルの中には0点のものもありますから、第一ラウンドはあまり点数を取ることができません。探索ルートが短くなり、六角形のタイルを集めることができるようになった第三ラウンドこそ、財宝を集めるタイミングでしょう。

■「海底探検」のよいところを要約すると、
・財宝を集めるか安全を優先するかのジレンマを毎ラウンド味わえます
・財宝を持って帰還するときの切迫感を楽しめます
・ルールは簡単で誰とでも盛り上がって遊べます
・コンポーネントが小さな箱1つに収まり、旅行やカフェにも持って行きやすいです
こんなゲームを探している人におすすめです。

※最後に、プレイ人数について説明します
「海底探検」は2人から6人まで遊べますが、人数によってプレイ感が変わるようです。
・2~3人:展開が読みやすいので、慎重な心理戦になりやすい
・4人:おそらく一番バランスが取れています。展開の”読み合い”ができる人数です
・5~6人:遠くに進みやすく、かつ空気が一気に減ります。ある意味盛り上がります
人数によって違った面白さがあるのも、このゲームの魅力です。

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Sira
Sira
アナログゲームを遊んでいます
東京近辺でボードゲームなどを遊んだのを記事にしています。興味を持っていただければ幸いです。
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